看板の分類
看板の機能はその表示内容から、大きく分けて「公共看板」と「企業看板」に区分することができます。公共看板は、公共的な情報の表示が主な目的です。
例えば、道路標識や施設案内板に見られるように、公共施設の位置・方向を指し示すものです。的確に表示することにより、スムーズな生活を送るための手助けになり、高い効果を発揮します。
このような看板にインパクトは必要ありません。
企業看板は、広告として企業名や商品名を対外的にアピールするため、または企業のCI展開・基盤・競争力強化の提示など、その内容や目的は非常に多種・多様です。
また、ときには人々の興味や注意を引くようなインパクトのある看板も登場します。それはあなたの強力な営業パートナーとなり、絶大な効果を発揮することでしょう。
看板でライバルに勝つには
数ある競合店や大型店に勝つためには「他店との差別化」が欠かせません。差別化(セグメンテーション)とは、お客さまに他店との「違い」を解ってもらうことです。
「自店の強み」をよく知って強調することで差別化が可能になります。強みを発見するためには「SWOT」分析という手法を使います。
"自店の強み、弱み、脅威、チャンス"を書き出して比較検討するのがSWOT分析。「自店の強み」を発見し、看板デザインに端的に表現することで集客効果がアップします。
文字のサイズ
文字のサイズを考えるときにまず通行者の視点を考えます。「近距離」「中距離」「遠距離」の3つのポイントから視認できる看板を想定して文字のサイズを決めていきます。文字の高さ(mm)=視認距離(m)÷200という計算に当てはめていくことが基準です。
遠距離は「お店の業態が瞬時にわかる大きさ」にする。中距離は「店名と他の店とは違う特徴をアピール」する。近距離は「目玉商品や価格を明確に」する。こういったことが重要になってきます。
遠距離から視認する自立看板などに、細かい内容を表示しても車からなどは、全く見えなくなりますので注意しましょう。