野立て看板
野立て看板とは街路や路地、田畑などに看板を設置し、通行人や乗客に店舗や企業などをPR、案内、誘導したりするための看板です。
広告の手段の一つでもあり、鉄道沿線に設けられた田畑に立てる大型看板などがあります。素材はアルミやステンレスなどの金属から木材、プラスチックまであり、設置条件に応じて色々なものが存在します。
野立て看板は屋外広告物法に基づいて、屋外広告業の登録を行わないと設置することができなく、専門の業者が多いのです。
また、野立て看板は屋外広告物法や各自治体の条例に基づいて規制されているので、設置するときは各都道府県知事に許可申請する必要があります。
なお、野立て看板の設置が禁じられている場所には住居専用地域、景観地区、風致地区、文化財保護法によって保護された建築物や公園、森林法によって保護された森林、鉄道の敷地、自然公園、公園、緑地、墓地などがあり、各自治体によって委ねられる場所は橋梁や街路樹、景観法に基づいて保護された建造物や樹木、その他各自治体が指定した物件などが挙げられます。
鉄道沿線の野立看板
電車などの沿線で郊外で野立て看板がよく立てられており、電車に乗っている乗客が外の風景を眺める人が多いことにより宣伝効果が期待できるということで立てられている看板なのです。
看板の特徴は企業のPRや商品などの広告が多く、鉄道運営者が交通における広告の一つとして管理することもあるのですが、広告代理店が電車が通る沿線近くの土地を持っている人と交渉して土地を確保してクライアントにその土地を提供しているのが一般的みたいです。
野立て看板というのは法律で規制されていて鉄道用地から30ｍ以上離れていないといけないのです。
また、高さが5ｍという規定を設け表示面積は30㎡未満と定められているのです。それに自然の風景を損なわないために地色に黒や原色といったものを使用することは禁じられているのです。しかし、商業地の場合や自社の敷地などは例外で色の制限はないみたいです。